ゴージャス感満点! 80年代バブル期の素敵な誕生日デート

投稿日 2014年10月07日


80年代のバブル期のデートとは?

ゴージャス感満点! 80年代バブル期の素敵な誕生日デート

80年代といえばバブル期。ウィキペディアで「バブル景気」について調べると、バブル期は1986年頃から始まったということになっています。しかし、実際には80年代に入った頃から世の中には不思議な高揚感が漂っていました。日経BPの「日本の名目GDP(円建て)の推移」グラフを見ると、日本の名目GDPは1980年代に突入する少し前に200兆円を突破し、急角度の右肩上がりでバブル期に突入しています。そんな豊かな時代がずっと続くと信じられていたのでしょうか。80年代の若者は精一杯背伸びしてオシャレやデートにお金をかけることが一般的で、「見栄を張ることがカッコいい」という価値観さえありました。

そんな80年代の誕生日デートとはどのようなものだったのでしょうか?

フレンチ、イタメシは当たり前

「フレンチ、イタメシは当たり前

当時の若者は、「女の子と食事に行く」といえば、たとえ本命の彼女ではなくてもフレンチやイタリアン(当時はイタメシといいました)は当たり前。和食なら寿司か高級懐石か。おりしも漫画「美味しんぼ」から始まったグルメブームが追い風となり、「料理の鉄人」がシェフをつとめるレストランなどは1年先まで予約でびっしりという状況だったのです。

ましてや本命の恋人の誕生日デートともなれば、高級ホテルか、ミシュランの星付きレストランの日本支店などを半年前から予約し、男性はジョルジオ・アルマーニのスーツ、女性はシャネルに身を包み、颯爽と外車で乗りつける…。もちろん皆が皆そんな誕生日デートをしていたわけではありませんが、そんな生活が、ちょっと頑張れば誰にでも手が届きそうな時代でした。

高級ブランドが飛ぶように売れる…

ブランド品は誕生日のプレゼントとして現代でも人気がありますが、80年代当時の人気ブランドといえば、もっぱら、現代でいうラグジュアリーブランド、もしくはナショナルブランドでした。もっとも、これは当時日本に普及していたブランドの数が限られていたせいもあります。

学生でもヴィトンのバッグ、シャネルの財布程度はプレゼントされて当たり前。最低でも給料の半月分、下手をすると数カ月分にも相当する高級ブランドグッズを、しかも誕生日とクリスマスの年2回交換するカップルもしばしば見かけられました。

女性の場合、ちょっとモテる人は「アッシー君」「メッシー君」など、本命の彼氏以外にも高級車で送り迎えしてくれたり、豪華な食事に連れて行ってくれる男性がいるのが当然だったのです。

「ここ一番!」でお金を惜しまない大胆さを

「ここ一番!」でお金を惜しまない大胆さを

80年代以降、日本は「失われた20年」と呼ばれる低成長時代を迎え、バブル期を謳歌した人々もすっかり頭を冷やしてお金の大切さをかみしめた人が多いのではないでしょうか。

2010年を過ぎて景気は徐々に回復しつつあるように見えますが、80年代に比べれば日本人の経済感覚もかなり洗練されました。バブル期のような不真面目なお金の使い方をする時代はもう二度と来ないかもしれません。

けれど、人生に数回「ここ一番!」という場面を迎えた時にはお金を惜しまず使う大胆さも忘れずにいたいものです。お金は使うためにあるもの。大切な人の誕生日くらい財布のヒモを緩めて、相手が驚くようなゴージャスなお金の使い方をしてみたいですね。