9月23日の誕生花『イチイ(一位)』の花言葉、名前の由来

投稿日 2015年09月10日


誕生花、花言葉、特徴

誕生花(イチイ1)

イチイは9月23日、10月21日の誕生花です。

イチイの花言葉は「高尚」「慰め」「悲哀」です。

イチイはイチイ科イチイ属の常緑針葉樹で、針葉樹には珍しい雌雄異株の高木です。

3~5月に白い小さな花が咲き、初秋に雌木のみ赤い実をつけます。

葉は長さが約2cm、幅2mmくらいの線形で、軸の左右に並ぶようについています。

比較的成長が遅く、同じ針葉樹の松やモミノキと比べても明らかに成長スピードに差がありますが、老木になると高さが20m以上の巨木になります。

栃木県日光市にある「中宮祠のイチイ」や、岐阜県高山市にある「治郎兵衛のイチイ」は、樹齢1000年以上の巨木で、天然記念物に指定されています。

名前の由来、イチイの利用価値

誕生花(イチイ2)

イチイの名前の由来は、仁徳天皇が正一位を授かった際に、この木で杓(しゃく)を作ったことから、「一位(イチイ)」と名付けられたと言われています。

イチイは耐寒性や耐陰性に優れていて、湿性を好むことから、北向きの庭のシンボルツリーや生垣として利用します。

幹は強度があり、年輪の幅が緻密で反り返りが少ないことから、木材としての利用価値が高く、住宅の床柱やダイニングテーブルの天板、工芸品などに使われます。

イチイの赤く熟した実は甘くて生食や焼酎漬けにされますが、種子には有毒物質のタキシンが含まれているので、必ず種子は取り除きます。

種子や樹皮に含まれるタキシンは口に含むと有毒になりますが、悪性細胞の増殖を抑える効果があると言われていて、癌の治療薬として研究されています。

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