9月26日の誕生花『柿(カキ)』の花言葉、育て方

投稿日 2015年09月15日


誕生花、花言葉、柿の栄養価と効果

誕生花(柿1)

柿は9月26日、10月24日の誕生花です。

柿の花言葉は「自然美」「優しさ」「恩恵」「優美」「恵み」です。

柿は中国や日本などの東アジア固有種で、日本では10世紀には栽培されていたと言われています。

熟した実は食用に、幹はの木材に、葉はお茶などに利用するなど、とても利用性の高い果樹です。

また、渋柿から作られる「柿渋」には、防腐、防虫、消臭効果があると言われていて、布地を染めたり、日本酒の製造工程で使われたりと、幅広く利用されています。

柿は栄養豊富な果物として知られていて、ビタミンCを始め、ビタミンB1、B2、カリウム、タンニンなどが含まれています。

柿の果実は美肌や成人病予防に、葉は止血作用や血管を太くするなどの効果が期待されています。

柿を甘くする方法

誕生花(柿2)

柿を大きく分けると「渋柿」「完全甘柿」「不完全甘柿」の3種類に分けられます。

渋柿の品種には「大蜂屋、平核無、西条」、完全甘柿の品種には「富有、次郎、太秋」、不完全甘柿の品種には「西村早生、黒柿、筆柿」などがあります。

渋柿はシブオールというタンニンを多く含んでいて、熟しても渋味が強くて生食には向きません。

渋柿を甘くする方法としては、皮を剥いた柿を1ヶ月程度吊るしてドライフルーツ状にしたり、ヘタの部分を焼酎に漬けたあと、キッチンペーパーで包み、パッキンに入れて冷蔵庫で5~6日寝かせる方法などがあります。

完全甘柿と不完全甘柿との違いは、種の有る無しによって、甘さが左右されるかどうかです。

完全甘柿は種の有る無しに関わらず、果実は甘く熟します。

不完全甘柿は種がつくられると甘くなり、種がつくられないと渋くなります。

柿の花には雌花と雄花とがあって、一般的な植物だと雄花の花粉が雌花に運ばれないと果実がなりませんが、柿は雌花に雄花の花粉が運ばれなくても果実ができます。

ただし、雄花の花粉が雌花に運ばれないと種ができないため、不完全甘柿は渋い実しかなりません。

不完全甘柿を1本だけ育てていても花粉が雌花に運ばれにくいので、「禅寺丸」という品種を近くで育てると、禅寺丸の花粉が不完全甘柿の雌花に運ばれて、甘い実がなりやすくなります!

毎年実をならせる育て方

誕生花(柿3)

柿は「たくさん実がなる年」と、「全く実がならない年」を繰り返しやすいと言われています。

このような症状を「隔年結果」と言って、隔年結果にさせないためには「摘蕾、摘果、剪定」が必要です。

【柿の摘蕾(てきらい)】
摘蕾とは、蕾(つぼみ)を摘み取って数を減らして、栄養が分散しないようにすることです。
摘蕾のタイミングは4月中旬頃、蕾が小指の爪程度に大きくなったらです。
1つの枝に対して蕾が2~3つだけ残るように、付け根からハサミで切り取りましょう!

【柿の摘果(てきか)】
摘果とは、実った果実を摘み取って数を減らして、栄養が分散しないようにすることです。
摘果のタイミングは7月上旬頃、実が親指よりやや大きくなったらです。
1つの枝に対して実が1つだけ残るように、付け根からハサミで切り取りましょう!

【柿の剪定】
柿を剪定をせずに育てていると、枝葉が茂り過ぎて、日が幹の中まで射さなくなり、病気や害虫が発生しやすくなります。
また、枝数が多いと花数が増えすぎて、隔年結果になりやすくなります。
毎年11月下旬に落葉したら、芽が動き出す3月上旬までに剪定しましょう!
柿の花芽は、前年に伸びた枝の先端から20~40cm辺りにつくので、全ての枝の先端を切り取るような、刈り込み剪定をしてしまうと、花芽を切り取ってしまいます。
だから、切る枝と切らない枝とを決めて、間引くような剪定を心がけましょう!
勢いよくスーッと伸びた枝や込み合っている枝、下向きに生えている枝などを切り取って、幹の中まで日が射すようにスッキリとすれば、毎年実がなりやすくなるでしょう!

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